最近、なかなか体調がすぐれなかったりしますが、
皆様はこの寒さの中、お身体は大丈夫でしょうか。
冷えは身体には大敵。お気をつけくださいませ。
さて、今回紹介する楽器は「ハープ」です。
クラシックでもハープはありますが、
今回はそちらではなく、民族楽器のハープになります。
民族楽器でのハープで有名なものは、主に2つ。
ひとつは、アイルランド発祥のケルティックハープ。
(アイリッシュハープともいいます)
もうひとつは、ミャンマー発祥のサウン・ガウです。
ハープは、狩猟で用いられる弓がルーツとなったといわれています。
それが発展して「リラ」となり(リラも後日紹介します)、
リラが発展してハープになりました。
というわけで、非常に古くからある弦鳴楽器です。
ケルティックハープは、アイルランドが発祥で、
中世の頃には、既にあったとされています。
このハープの特徴はレバーにあります。
基本的にキーは全音なのですが、各弦にレバーがついていて、
これを切り替えると、音が半音上がる仕様です。
ですので、古来の楽器ですが、
今の音楽にもきちんと対応できるのが特徴です。
一方、サウン・ガウですが、
こちらは映画「ビルマの竪琴」で、主人公が持っている竪琴です。
9世紀くらいにはすでに作られていて、
王宮などで演奏されていました。
元々は3弦ほどしかなかったそうですが、時代毎にどんどん弦が足され、
現在の16弦になってから、まだ100年経っていません。
昔は弦巻きもついていなかったそうですが、
今はついているものも広まっています。
そういう意味では、まだまだ発展途上の楽器なのかもしれません。
それでは、2つのハープの演奏をお楽しみください。
映画「借りぐらしのアリエッティ」のテーマ曲は
ケルティックハープです。
パトリック・ボールによるケルティックハープの演奏です。
ミャンマーの歌手、Yadana Ooのサウン・ガウ弾き語りです。
先述した、映画「ビルマの竪琴」からの演奏です。
9:25辺りから。