久々に時間的余裕ができたので、ブログを更新できます。
というわけで、早速今日の楽器です。
今日の楽器は「三味線」です。
三味線自体を紹介してから、
今回は『津軽三味線(津軽民謡)』の曲に焦点を当てていきます。
まず、三味線ですが、言わずと知れた日本の撥弦楽器です。
ボディ(胴)は四角形で、前面・背面に皮(犬・猫・合皮)を張り、
三本の弦を撥(ばち)で弾きます。
(津軽三味線は、特に「叩き」が入ります)
以前紹介した「三線」も、三味線の仲間です。
ネック(棹)は様々な種類があり、
それによって三味線の曲のスタイルも変わってきます。
先に挙げました『津軽三味線』は、音楽スタイルの一つです。
チューニングは、いろいろなパターンがあったり、
曲によって変化もさせるので、一定ではありません。
俗に言われている”本調子”というものは、C,F,Cです。
そして、なぜ今回『津軽三味線』を採り上げるかといいますと、
津軽三味線で使われている音階が、ペンタトニックスケールだからです。
ペンタトニックスケールとは、キーがCメジャーの時に、
F,B(クラシック的にはH)の音を抜かした音階のことです。
ペンタトニックスケールは、ロックでは非常によく使われます。
ギタリストのソロを聴けば、すぐに出てきます。
そのため、津軽三味線の演奏を聴くと、
非常にギターのソロと似通っています。
ですので、意外とロックを聴いている人には、
馴染みやすい音楽だったりします。
それでは、津軽三味線の演奏をお楽しみください。
今回は、比較動画も入れました。
津軽三味線といったら、高橋竹山(たかはしちくざん)ですね。
ペンタトニックといったら、マイケル・シェンカーは外せません。
特にこの演奏は、津軽三味線風味がたっぷりです。
「ツインリード」という観点だと、吉田兄弟が良い例になります。
この曲は、バンド演奏があるため、雰囲気が掴めるかと思います。
こちらは三味線だけですが、曲はロックテイストがありますね。
この曲での三味線の演奏で、全ての弦を「コード弾き」していますが、
この奏法は、普通の三味線の奏法ではありません。
Thin Lizzyのこの曲は、キーも同じですし、比較しやすいと思います。
間奏部分は、思いっきりペンタトニックです。
スコット・ゴーハム(Gt)はもっと評価されていいと思います。。。